テレマークスキーとは

テレマークスキーとは、簡単に説明しますと、クロスカントリースキーのように、かかとが上がるスキーです。

かかとが上がるので、クロスカントリースキーのように平地の歩行が出来るだけでなく斜面の滑走が出来ます。

例えれば、アルペンスキーが「ドライブ」なら、テレマークスキーは「サイクリング」です。

そしてテレマークスキーは、「サイクリング」だけでなく、「散歩」もできます。

ドライブをして、偶然素晴らしい景色に出会ったら、車を降りてじっくりと散策してみたいと思いますよね 。

多くのスキー場を滑走し、難関コースを制覇してきたアルペンスキーヤーの皆様は、今までのスキーの経験で素晴らしい景色に出会い、じっくりと散策して味わってみたいと思ったことはありませんか?

そんな時に雪山の素晴らしい景色をじっくりと散策して味わうことが出来るのが「テレマークスキー」です。

では、テレマークスキーとは一体どのようなものでしょう。

 

テレマークスキーは、通常のアルペンスキーと大きく違う点が3つあります。

1.かかとが固定されていないため上がること。

2.かかとが上がるため斜面を滑走するだけでなく、
クロスカントリースキーのように平らな雪面を
歩行できること。

3.かかとが上がるため、独特のスタイルでターンを
すること。

スキー発祥の地は、北欧のスカンジナビア半島で、古くは紀元前から狩猟のための歩行道具として使われていました。

近代スキーの原型は、1800年代にノルウエーのテレマーク地方で確立されたと言われています。

当時のスキーは現代のようにかかとが固定されおらず、「平らな雪面の歩行」と「斜面の滑走」の両面性を兼ね備えていました。

しかしその後、スキーがアルプス地方に伝わり、アルプス山脈の急な斜面を滑る必要上、かかとを固定して急斜面での安定性を重視した現代のアルペンスキーへと大きく進化しました。

現代のアルペンスキーは、「平らな雪面の歩行」を諦める代わりに「斜面の滑走」を重視したものです。

テレマークスキーは「スキーの原点回帰」

 

それに対して、テレマークスキーは、スキーの原点回帰ともいえ、かつての「平らな雪面の歩行」と「斜面の滑走」の両方を楽しめるスキーです。

テレマークスキーはゲレンデを離れ、自然に触れながら自由に野山を駆け回ることが出来るスキーです。

ゲレンデスキーとは一味違った楽しさがあります。

上の写真は、従来のアルペンスキー(上)とテレマークスキー(下)を比較したものです。
テレマークスキーでは、つま先だけが固定され、かかとは90度近く上がるようになっています。

上の写真は、ストックを比較したもので、テレマークスキー用(下)は、100cmから140cmまで収縮できるようになっています。
斜面を滑走するときは、アルペンスキーのように短くして使い、平らな雪面を歩行する時は、クロスカントリースキーのように長くして歩行性能を高めます。

写真の道具は、10年ほど前に購入したものなので、現在の用具はさらに進化をしています。